会場が寺社仏閣の場合

寺社仏閣の宝物殿や御堂で行われる展示を観覧する際の小ネタをご紹介します。

行事を下調べしておきましょう

展示の予定と合わせて、その寺社で行われている行事を調べておくと良いでしょう。人込みを避けたい場合は何もない日を狙って、人込み覚悟で祭や法要を見学するも良し。
また、関西の寺社では毎月決まった日に「弘法さん/お大師さん」「天神さん」など、大規模な縁日や骨董市が開催されているところもあります。ひやかすだけでも楽しいですよ!

履いたり脱いだりしやすい靴で

意外と行ってから「あっ…」となるのがこちら。純和風の建物の場合、すのこと靴箱だけの下足場で靴を脱がなければならないことがほとんど。一見洋風の建物に見えたけど、中に入ったらカーペット敷きで土足NGだった!という事も。さっと脱いで履ける靴がオススメです。

ストッキング・タイツの時は靴下持参で

女性の方は足元がストッキングやタイツなどの場合、短い丈の靴下を持って行きましょう。
靴を脱いで履き替えようと思ったら人が多くてスリッパがなかった…という事がたまにあります。板敷きの床だと足が冷たいです。また、スリッパの場合でも靴下を履くとペタペタしません。

展示物の周囲にも注意を払いましょう

由緒のある寺社仏閣には、様々な物があります。サイズが大きくて展示ケースに入っていないだけで、数百年前の奉納額や扁額、鐘などが空いたスペースに「ぽん」と置いてあったりします。普通に置いてあるからと言って、どうでも良い物とは限りません。
一見新しくても油断は禁物。美術の教科書に載っている現代日本画家が描いた襖絵や壁画だったりします。建物自体が文化財という罠もあります。
はしゃいでうっかり…ということのないように気を付けましょう。

せっかくなのでおまいりして行きましょう

分かりきったことですが、神社やお寺は宗教施設です。境内にお邪魔しているわけですから、展示を見る前か後にでも、本殿や拝殿、本堂におまいりして行きましょう。真剣に何かを祈願する必要はなく、「お邪魔します」や「ありがとうございました」のご挨拶程度、気持ちの問題です。
単なる会場として建物を借りているのではなく、その寺社に奉納された刀を拝見する場合、そこがどういう信仰の場になってきたのか考えてみると、拵や刀身の彫りも見え方が変わって来ますよー。

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