創作・小道具作りにオススメの資料
一次でも二次でも、創作活動で刀を描いたり作ったりする時、みなさんどうなさってるんでしょう。書店でイラストに使える資料集本的なものを見かけたりするんですが、あれで足りるもんなんでしょうか…。
刀剣乱舞に限らず、源平、戦国、幕末あたりのジャンルで活動している方には武器だ甲冑だ装束だと色々苦労があるんだろーなーと推察しております。
イラスト共有サイトの美麗なイラストや、レイヤーさんが持っている得物の細部がアレだったりするにつけ「惜しい!!この本を献上したい!」と一人で布団でゴロゴロ悶え転がっていたんですが、悶え転がってないでこの記事を書くことにしました。
今回ご紹介するのはこれ以上ないくらいちゃんとした(?)の出版物なのに、妙に「使えそう」な感じのする本です。
もう持ってるよ!という方は良いんですが、もし身近に「細かいところが分からん!描けん!・作れん!」と困っている方がいらっしゃったらぜひ教えてあげてください。
『写真で覚える日本刀の基礎知識』(Amazon)と『写真で覚える日本刀の基礎知識 II』(Amazon)どちらも全日本刀匠会
Amazonのレビューでは手入れの方法が写真入りで載っているのがセールスポイントとして書かれています(実際に備前長船刀剣博物館での手入れ講座はこの本を使います)が、創作の資料としてこの2冊をオススメするポイントはみっつ。
- 刀・刀拵、太刀拵の各部名称の写真が大きくて見やすい(1)
- 柄、柄巻、漆塗り、下げ緒の種類が写真で大きく載っている(1)
- 各種紐の結び方手順が詳細に載っている(1と2)
『基礎知識』の方に載っている紐の結び方は、蝶結び、浪人結び、茗荷結び、太刀緒結び、刀袋結び、桐箱結び。
『基礎知識 II』の方に載っている紐の結び方は太刀緒常用「真」の結、太刀緒宮中参内の結、刀常用の結、短刀常用の結。
ざっくりとした内容紹介ですが、細かいところ見たかった!と言う方はぜひ手に取ってご覧いただければと思います。
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