マニアなお土産 銘切り実演
刀剣の展示やイベントで、図録やその施設のお土産ではないちょっとマニアックなアイテムを入手できることをご存知でしょうか。
期間中の週末や祝日などに行われていることの多い「銘切り実演」です。
大体1,000円ちょっと(1,200円が多い?)で、ストラップにできるよう穴の空いた小さな銅のプレートに銘を切る要領で文字を彫ってもらえるサービスです。
ミュージアムショップの片隅や、イベント会場のホールなどで行われていることの多いこの催し。何時間もかかるものではないので、予定がギチギチに押してる場合でなければちょっと覗いてみてください。
実際の私物をば。
月山貞伸刀匠に切っていただいたプレートです。どういう意味よそれ?と思った方はググってください。中国の古典の熟語です。
銘切り実演のスペシャルなところは、本職の刀工さんに「好きな言葉を切っていただける」ところです。
見本に並んでるプレートには戦国武将の名前などが並んでいて、逆にこういう古典の言葉とか「調子こいてる」感じで頼むのに勇気が要るんですけどね…。
もちろん自分の名前もOKです。
また、細かい文字を彫る間、本職の仕事を間近に見られます。じーっと見られてる刀工さんは緊張するかもしれませんけど…つい迷惑を顧みずガン見。
現代刀の展示会の場合、この実演を行っている刀工さんの作品が会場に並んでいたりします。すごいスペシャルです。展示品を作った人がわざわざ目の前でプレートに文字を彫ってくれるわけです。なんというか、ミーハーな意味で興奮します。
また、その時は初見の刀工さんでも次に何かの機会でその方の作品を見ると「あっ!銘切りしていただいた方だぁー!」と嬉しくなります。ちょろい、とてもちょろい。
どちらかというと自分用お土産好適品と言える「銘切り実演」。
物販などと違ってちょっと尻込みしてしまいますが、機会があれば思い切ってお願いすることをオススメします。
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