京都遠征、交通機関・バス編
前回の京都遠征、真冬対策編に引き続き、京都遠征情報です。
今回は京都の交通事情のうち、バスについてご説明したいと思います。
定番、路線バス
京都で学生時代を送った人間には超定番の交通機関が路線バスです。
市内の至る所を走っている路線バスは「京都市営バス」と「京都バス」の2種類。
市営バスは黄緑色のベースに緑のラインが入った車体です。
By 浪速丹治 – 投稿者自身による作品, CC 表示-継承 4.0, Link
このバスは、基本的に市街地なら230円の運賃で乗降できる定額制です。ICカードが使える他、回数カードや回数券もあります。市街中心部から郊外まで幅広くカバーしているのと多様な経路を走っているため、京都で一番良く見るバスではないでしょうか。
市街地から郊外へ行く経路では変動制になり、現金で乗る場合は停留所で乗り込んだ時にドア脇で提供される番号チケットを取り、番号に該当する運賃を降車時に支払うシステムです。チケットを取らなかった場合は「なし」に該当する料金を払わなければなりません。
市バスの経路は青色に白文字で数字が書かれた系統番号の通常の経路と、オレンジ色に白字で数字が書かれた系統番号のループ経路の2種類があります。250や260など200番台の「オレンジ系統」の経路は主に市内の大きな通りを通るので、この経路を上手く使って移動すると便利です。
蛇足ですが、市バスでは終バスの1つ前のバスは前面の行き先表示が黄色いランプで照らされ、終バスは赤いランプで照らされます。それぞれ「黄バス」「赤バス」と呼ぶのですが、夜遅くバスで移動する必要がある時は覚えておくと良いでしょう。
京都バスは、クリーム色のベースに小豆色のラインが入った車体です。
By Mutimaro – 投稿者自身による作品, CC 表示-継承 3.0, Link
このバスは嵐電でおなじみの京福電鉄の子会社です。
嵯峨や洛北など郊外と市街地をつなぐ路線が多いです。市バスと違い、郊外をカバーしているので料金は変動制です。乗った時に番号チケットが出た場合は取るのを忘れないようにしましょう。
おまかせできる定期観光バス
決まったコースを走る定期観光バスのツアーは、移動と観光の他に食事や京都ならではのワークショップなどが組み込まれているのが特徴です。
ツアーを運営しているのは京阪バスのようなバス会社の他、JTBなど旅行代理店。
運営会社によってバスに乗る場所は細かく分かれていますが、JR京都駅前からというのは共通しています。
京阪バスが提供する「京都定期観光バス」では、特別公開をしている寺社拝観や、バスツアー限定のオプション(座禅体験、お抹茶付き、舞妓さんのおもてなしなど)があります。
移動手段を自分で考えなくて良いのと、オプション目当てに参加するのも良いかもしれませんね。
利用するにはウェブサイトや旅行代理店から事前に予約するのが確実ですが、JR京都駅のバス乗り場の窓口で当日に申し込むこともできます。当日の場合は、発車15分前までに申し込みを済ませ、乗り場で乗車してください。
割とゆったりめの旅程を組んでいる場合は利用しても損はないかと思います。
循環観光バス・K’LOOP
観光バスのように数時間ずっと拘束されるのではなく、定番の観光スポットだけを回りつつ解説のナレーションも聞ける、路線バスと観光バスのいいとこ取りのようなバスが運行されています。
「京都・世界遺産回遊バス(K’LOOP)」と言います。
路線は市街の東側を主に走る「東ルート」と、京都駅から二条城や北野天満宮、金閣寺など西側を走り下鴨神社まで行く「西ルート」、二つのルートと部分的に重複しながら回る「循環ルート」があり、午前中が西ルート、昼頃に循環ルート、午後から東ルートを走行します。
このバスの良いところは、自分が行こうと思っている場所で好きに降りられること、1日券・2日券の乗り放題チケット制になっていることです。細かく乗り降りする場合は、通常の路線バスのように降りるたびに払うよりもこちらの方がお得になるかもしれません。
公式サイトにはいくつかのモデルケースが掲載されておりますので、それを見て自分でコースを組み立てることもできます。
このバスを利用する場合は公式サイトから最初の乗車時間と人数を予約して、京都駅に到着後チケットを購入する手順が必要になります。
以上、京都の交通機関・バス編でした。
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