関鍛冶伝承館へ行ってみよう

前回「備前おさふね刀剣の里」を取り上げたので、こちらの記事もないと片手落ちだろうということで、同じく日本刀の産地として有名な岐阜県関市にある関鍛冶伝承館をご紹介します。

まずは関市へのアクセスですが、東日本・西日本のどちらの場合にも名古屋からの高速バスがおすすめです。私は京都寄りの大阪府下に住んでいるため米原まで新幹線で行って在来線に乗り換えるルートも調べましたが、接続が非常に悪く、素直に名古屋まで行った方が早く到着できる結果でした。

高速バスは「関シティターミナル」に到着します。長良川鉄道の関駅前にあるこのバスターミナルは待合所(写真奥のガラスドアの建物)も備えています。

関シティターミナル(@allex_japan さま提供)
日本刀モチーフの時計台(@allex_japan さま提供)

ロータリーには日本刀をモチーフにした時計台もあり、いかにも日本刀と刃物の町という感じがしますね。
全くの余談ですが、高速東海北陸自動車道の関サービスエリアの刃物販売コーナーには爪切りだけで20種類以上のサンプルがあります。刃物の町の本気を感じさせる品揃えです。

関駅舎(@allex_japan さま提供)

長良川鉄道の関駅です。こちらの駅にはレンタサイクルとコインロッカーがあります。大きな鞄を持って来た方は、伝承館のロッカーがいっぱいだった場合に備えてここで預けてしまっても良いかもしれませんね。

レンタサイクル・1日500円(@allex_japan さま提供)
関駅のコインロッカー(@allex_japan さま提供)

関鍛冶伝承館の最寄駅は関駅から一駅の刃物会館前駅ですが、長良川鉄道は1時間に1本ペースなので、歩いた方が早い場合もあります。バスの到着時刻と電車の時刻表を確認して予定を立てましょう。

刃物会館前駅と長良川鉄道(@allex_japan さま提供)

刃物会館前駅から伝承館までは徒歩5分です。途中に駅名になっている岐阜県刃物会館があります。

関鍛冶伝承館外観(@ratnatraya さま提供)現在は庇が赤からグレーに変わっています

関鍛冶伝承館は美濃の刀づくりを今に伝える施設で、鍛錬や研ぎ、拵作りの各工程の実演を見ることができます。

鍛錬実演コーナー(@kaholiliyR さま提供)
鍛錬実演(@kaholiliyR さま提供)
鍛錬実演(@kaholiliyR さま提供)
研師による実演(@allex_japan さま提供)
鞘師による実演(@allex_japan さま提供)
柄巻師による実演(@allex_japan さま提供)

また、館内では日本刀の企画展示も行われており、美濃の刀を中心に様々な展示を楽しむことができます。日本刀を全く知らない人向けの説明パネルも充実していて、地域の小学校の遠足や社会科見学の行き先になっている様子が伺えますね。

刃文のいろいろ(@chilime さま提供)
1階展示室(@Toroumai14 さま提供)
2階展示室(@Toroumai14 さま提供)
2階展示室(@chilime さま提供)
企画展示・金重(@Y_raim_U さま提供)
企画展示・兼道(@Y_raim_U さま提供)
常設展示・蛍丸写し影打ち(@chilime さま提供)
常設展示・来人勢刃(ライトセイバー)

なお、伝承館にもコインロッカーがあり、大きな鞄が入るサイズもあります。ただ数に限りがあり必ず使えるとは限らないので注意が必要です。

コインロッカー(@chilime さま提供)

以上、関鍛冶伝承館のご紹介でした。

今回は自分の手持ちの写真がほとんどなかったのでTwitterで写真の提供を呼びかけてみたらば予想以上の反響があり、びっくりするくらい写真の充実した記事になりました。結局自分で撮ったのって来人勢刃の写真だけ…。
特に、私も子供の頃から愛用しております「ALLEXのはさみ」でおなじみの林刃物(@allex_japan )さまには、地元とは言えこのために関シティターミナルと駅の写真をわざわざ撮っていただいて感謝感激であります。

写真を提供していただいた皆様、記事には使えなかったけど提供のお申し出をいただいた皆様、本当にありがとうございました!

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