刀の名前「by 誰それ」パターンの色々

以前 刀の名前のパターン3つ の記事で 「特別な名前や特徴、伝来した家」+「by 誰それ」 パターンというのを挙げました。
今回は、それをさらにいくつかのグループに分けてみたいと思います。
個々の内容についてはおそらく刀剣関係のサイトや書籍で紹介されていると思いますので、気になった方は調べてみてください。

刀身や拵の特徴

三日月宗近、鯰尾藤四郎、厚藤四郎、乱藤四郎、愛染国俊、山伏国広、浦島虎徹、不動行光、鶴丸国永

刀身に特徴や彫刻があったり、拵に特徴があったりとその物自体から特別な名前が付けられているグループです。三日月宗近と乱藤四郎は刃文の特徴から名付けられているのですが、ぱっと見た感じ即物的な印象がないのがすごく格好良い名前だなと思います。

逸話に由来

にっかり青江、骨喰藤四郎、薬研藤四郎、博多藤四郎、物吉貞宗、燭台切光忠、小夜左文字、歌仙兼定、山姥切国広、へし切長谷部

刀の来歴やそれがどう使われたかのエピソードに由来する名前が付けられているグループです。「by 誰それ」パターンの中でも特に個々のストーリーを追うのが楽しい刀たちですね。

持ち主の名前や伝来した家など

平野藤四郎、後藤藤四郎、信濃藤四郎、前田藤四郎、秋田藤四郎、明石国行、江雪左文字、宗三左文字、蜂須賀虎徹

ある時点でその刀を所有していた人や家名から名前が付けられているグループです。
これも、歴代の持ち主の中でなぜその人や家の名前が付けられたかを追いかけていくと、面白いエピソードにぶつかることがあります。

刀の名前のパターン3つの記事で挙げた「特別な名前=刀の名前」と「逸話に由来する特別な名前+by 誰それ」は、持ち主が特に愛着を持って名付けています。
このあたりのネーミングの感覚についてはまた別の記事で。

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