「刀剣鑑賞作法 ~初めて触れる日本刀~」冊子
来月、大阪で「平成28年度 刃物鑑賞オフ会」という集まりがありまして、その参加者には熟読が義務付けられている資料があります。
片山重恒さん謹製『刀剣鑑賞作法 〜初めて触れる日本刀〜』です。
実際に刀剣を手で持って鑑賞する会で必須となる鑑賞マナーについて分かりやすくまとまった冊子になっています。10ページほどのPDFで700KB程度。スマフォに入れておいても容量を圧迫するようなサイズではありません。
刀剣の鑑賞はざっくり言うとこんな手順になります。
- 軽く礼をする
- 刀身を持ち上げる
- 正面に捧げ持って全体の形を見る
- 手元に引き寄せて地鉄を見る
- 光に透かして刃文を見る
- 刀身を置く
- 軽く礼をする
これらの一つ一つの動作に細かい注意点があって、一気に覚えられません。特に初心者講座で大人数でさらっと一回習っただけだとすぐに忘れてしまいます。ただ、これらの注意点は主に安全のためであったり、刀身の保護のためのもので、無意味に敷居を上げているわけではないというのがポイントです。
初心者講座に参加しようと思っている方や、一回そういった場で鑑賞作法を習ったけれどもイマイチちゃんと覚えられた気がしないという方はこれで予習・復習してはいかがでしょうか。
この冊子の中で、文章だけだとちょっと分かりにくいところを図入りで説明する記事を書きました。
- 刀剣鑑賞作法のポイント 1.袱紗の使い方
- 刀剣鑑賞作法のポイント 2.刀身を持ち上げる時
- 刀剣鑑賞作法のポイント 3.姿を見るとき
- 刀剣鑑賞作法のポイント 4.地鉄を見るとき
- 刀剣鑑賞作法のポイント 5.刃文を見るとき
初めて刀剣鑑賞会に参加する方向けに、上の記事より内容をシンプルにして図を多めにした前後編の記事を書きました。こちらもどうぞ。
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