北野天満宮へ行ってみよう

北野天満宮・鬼切丸

京都の刀剣関連のスポットへの行き方をご紹介します。今回は鬼切丸(別名髭切)を所蔵する北野天満宮です。
北野天満宮では年に数回宝物殿の公開を行なっていますので、旅行に組み込みやすい場所だと言えるでしょう。

北野天満宮へは、京福電車(嵐電)や市バスでのアクセスが便利です。
京福電車の最寄駅は北野線の「北野白梅町駅」。
市バスは「北野天満宮前」「北野白梅町」の各停留所が最寄りとなります。
北野天満宮前バス停は神社の一の鳥居の前、北野白梅町は駅もバス停も神社から少し離れたところにあります。
離れていると言っても歩いて5分程度ですので、無理に北野天満宮前へ行くバスに乗ろうとするより、電車に乗ったり止まるバスの本数が多い北野白梅町を目指した方が早く到着できる場合もあります。
また、北野白梅町駅前には大型スーパーのイズミヤがあり、お手洗いに行ったり飲み物の補給をしたりすることができます。

京福電車の四条大宮駅から向かう場合、まず帷子ノ辻・嵐山方面行きに乗り、「帷子ノ辻駅(かたびらのつじえき)」まで行きます。帷子ノ辻駅で下車したら、同じ駅舎の向かいホームにある北野線ホームから北野白梅町行きに乗ります。
逆方向の嵐山駅から北野白梅町駅に向かう場合も帷子ノ辻駅で下車し、北野白梅町行きに乗りましょう。

市バスの「北野天満宮前」停留所は、京都駅や二条城などを経由する「急行101系統」「急行111系統」や、銀閣寺や京阪出町柳駅を経由する「急行102系統」「203系統」が停車します。
急行が付くバスは観光地や他の交通機関との連絡がある停留所にのみ止まる観光用のバスですので、他に見たい場所がある場合は上手く組み合わせて活用してください。

神社は一の鳥居からまっすぐ境内に入っていきます。途中左手に梅苑と文道会館があり、楼門をくぐるとすぐ左手に絵馬殿、右手斜め前に宝物殿があります。
神社の本殿は左奥に伸びる道をまっすぐ進んだ先にありますが、刀剣の展示は宝物殿で行われますので、先に展示を見るか本殿にお詣りするかは混雑具合を見て決めると良いでしょう。

梅苑・花盛りの時期は観覧が有料になります
楼門

ゲームの髭切コラボの際にグッズ販売が行われるのは大体の場合、絵馬殿です。
そして、北野天満宮のオリジナルグッズとして人気がある梅柄の風呂敷や御朱印帳袋の授与は、平常時は本殿に通じる門をくぐってすぐ右手の授与品をいただく建物で行われています。お正月や紅葉・梅の時期など、混雑が予想される期間は絵馬殿や庭園内にテントを設置されているようです。

次に、北野天満宮の周辺情報を少し。神社の東側に「上七軒(かみしちけん)」という室町時代からの花街があります。
芸妓さん・舞妓さんが所属するお茶屋さんも現役、石畳みも美しく整備された瀟洒な街並み、西陣の奥座敷と呼ばれる町ですが、ランチ営業している料理屋さんやスイーツが食べられるカフェなどもあり、意外と足を踏み入れやすい一面もあります。花街の中心となる上七軒歌舞練場が夏場はビアガーデンを営業しているというところでもその雰囲気を感じていただけるのではないでしょうか。
お時間に余裕のある方は上七軒のお店情報もリサーチして散策されることをおすすめします。

最後に北野天満宮から他のスポットへ足を伸ばす場合のルートもご紹介しておきましょう。
膝丸を所蔵する大覚寺へは北野白梅町駅から京福電車に乗り、嵐山へ向かいましょう。
宗三左文字の所蔵元であり、薬研藤四郎の写しが奉納されたことで知られる建勲神社へは、北野天満宮前から急行101か急行102系統のバスに乗り「千本北大路」か「大徳寺前」で降りて歩いてください。
また、北野白梅町から乗る場合は205系統の北大路バスターミナル方面行きに乗り「建勲神社前」で降りるというルートもあります。この205系統は昼間は4、5分に1本ペースと本数が多く、とても便利に使えるバスです。

それでは、良い旅を。

スポンサーリンク

ページのトップへ