刀剣鑑賞作法のポイント 4.地鉄を見るとき

以前ご紹介した、「刀剣鑑賞作法 〜初めて触れる日本刀〜」冊子の中で、文章だけではちょっと分かりにくいポイントを少しずつ解説します。

4回目は8Pに書かれている「地鉄をみる」のポイントです。

この際、御刀を横にせず、自らの体の方を横(半身)にして、置いてあった状態と平行にしたまま引きつけて下さい。

刀身を自分の手元に引き寄せ、地鉄のテクスチャを観察するための動作です。
最初は下の図の状態です。

地鉄を見る1

刀身を横にすると、横の人に刀身が当たったりして危険です。

地鉄を見る2

上の文にあるように、自分の体を少し横に向け気味にして茎を持っている手を手前に引くようにします。

地鉄を見る3

立って鑑賞する際、刀身が重い場合、体を横向け気味にして手を引くとやや体勢が不安定に感じる時があります。その場合は、軽く右足を引き肩幅より少し狭いくらいに開いて立つとしっかりした体勢になります。

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